「CREVIA マチュピチュ展」 レポート|あみゅーぜん

CREVIA マチュピチュ展

2025年11月22日(土)~2026年3月1日(日)

森アーツセンターギャラリー

2021年からアメリカ、オーストラリアなどを巡回して人気を博した国際的な展覧会が日本に上陸。

アジアで初開催される本展では、ラファエル・ラルコ・エレーラ考古学博物館(ペルー・リマ、以下「ラルコ博物館」)より貸与された約 130点の文化財を展示。

今回は、ラルコ博物館、ペルー文化省、ネオン・グローバル社(没入型体験のクリエーター)の協力により実現した「CREVIA マチュピチュ展」の魅力とハイライトをご紹介します。

「CREVIA マチュピチュ展」 ― 古代アンデスの旅へ

本展では、王族の墓から出土した眩いばかりの黄金の装飾品、神殿儀式の祭具などの貴重な文化財の数々に、世界遺産マチュピチュの壮大な映像や没入的な演出が加わり、古代アンデス文明が誇る叡智と芸術性を間近で体験することができます

・生命の循環、誕生と死をめぐる、官能的な陶器の工芸品や戦士の人身御供の儀式

・モチェ文化の英雄「アイ・アパエック」

・身に着けるのが不可能にも思える、巨大な金の宝飾品

・動物の力を借りて異界を往き来するシャーマン(霊的な媒介者)

・天空と冥界は、現実世界の地上の生者と密接に交流するという世界構造

プレ・コロンビア時代(コロンブスの米大陸到達以前)のアンデスの人々の宇宙観が、視覚的にもインパクトがある文物から明らかにされていきます。

なお、本展では、遺物を現代の私たちにつなぐ、考古学的な「インタープリテーション」(解釈づけ)が優れているので、ぜひ解説にも注目したい。

また、音声ガイドは、カズレーザー(本展公式ナビゲーター)が務めています。

《アイ・アパエックの顔をした埋葬用仮面》
モチェ文化(西暦100~800年)
ラルコ博物館 所蔵
(展示風景 「CREVIA マチュピチュ展」
2025年11月22日(土)~2026年3月1日(日)
森アーツセンターギャラリー)
展示風景
「CREVIA マチュピチュ展」
2025年11月22日(土)~2026年3月1日(日)
森アーツセンターギャラリー
展示風景
「CREVIA マチュピチュ展」
2025年11月22日(土)~2026年3月1日(日)
森アーツセンターギャラリー
《インカのキープ(結縄記録装置)》
インカ文化(西暦1438~1532年)
ラルコ博物館 所蔵
(展示風景 「CREVIA マチュピチュ展」
2025年11月22日(土)~2026年3月1日(日)
森アーツセンターギャラリー)

「CREVIA マチュピチュ展」ショップ

公式図録はもちろん、本展メインビジュアルの Tシャツ、会場限定販売の『マチュピチュ缶』などのグッズのほか、カラフルなペルー雑貨、アルパカアイテムもあり、思わず楽しくなる品揃えです。


※情報は掲載時のものであり、変更されることもあります。詳細は主催者にご確認ください。


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