「松本零士展　創作の旅路」（東京シティビュー） レポート

「銀河鉄道999」50周年プロジェクト　
松本零士展　創作の旅路

2025年6月20日(金)～9月7日(日)

東京シティビュー

『銀河鉄道999』、『宇宙海賊キャプテンハーロック』、『宇宙戦艦ヤマト』……。

数々の名作とともに一世を風靡した漫画界の巨匠 松本零士の没後初となる大型展覧会が開催されます。

今回は、天空のパノラミックな風景をバックに、松本零士の70年を超える創作の軌跡を辿る『「銀河鉄道999」50周年プロジェクト　松本零士展　創作の旅路』のレポートをお届けします。

本展のハイライト

本展では、松本零士の初期の作品を含む300点以上の原画、貴重な資料や思い出の品々が集結。

漫画とアニメ、そして漫画の垣根を越えて、独自の世界観を表現し続けた松本零士のアーティストとしての技術と力、未来に託したメッセージを読み解きます。

松本零士の創作を辿る旅路は、眼下に東京の景色を見下ろすエントランスで、『銀河鉄道999』「出発のバラード」からスタート。

その先は、北九州・小倉で漫画家を志した14歳の頃の作品『虫の世界探険記』（1952年）から始まり、初期の少女漫画や、『男おいどん』（1971年）の原画などを、松本零士が好んで作品に描いた計器「零士メーター」の時の刻みになぞらえた展示。

『宇宙戦艦ヤマト』の漫画版原画、『宇宙海賊キャプテンハーロック』の原画や直筆の絵コンテなども見ることができます。

そして、松本零士の代表作『銀河鉄道999』。

生きることの尊さ、命の大切さ、愛や孤独といった哲学が凝縮されています。

思い出の品々も交えながら、松本零士の “創作宇宙” を多角的に巡ります。

最後に、『男おいどん』『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』など、松本零士の代表作のカラー原画をお見逃しなく。

コラボレーションメニューやグッズ

会場の外では、本展のコラボレーションメニューやグッズで、展覧会の余韻を楽しむこともできます。

◆特設ショップ

本展公式図録や、オリジナルグッズが購入できます。

◆THE SUN & THE MOON（Restaurant）

展覧会会場に隣接するTHE SUN & THE MOON（Restaurant）では、本展の開催を記念して『銀河鉄道999』に登場するメニューからインスパイアされたオリジナルメニューが登場。

 999号の食堂車で鉄郎がよく食べている“ビフテキ”（ビーフステーキ）を再現した「銀河鉄道999 鉄郎の “ビフテキ”」、メーテルの黒い衣装と金髪をイメージしたドリンク「漆黒の女神～メーテルの秘密～」など。